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ワインの虜になったものはみな 一つの誘惑にかられる。 お鮨やさんでも、割烹でも、いや、あのレストランでも 自分の好きなこのワインをあの料理にあわせてみたいと・・。 勉強して調べ上げた行ったこともない国の地図を広げて 畑の場所を寸分違わず指し示し 当主の家計図から、趣味までそらで言えるのだから。 かくゆう私もそう出来たらと夢見るひとり。 レストランにとってワインはインフラ。 なくてはならない物。 でも愛するワインも一つ間違えばダモクレスの剣。 「料理に合うワインを」と所望されることは多いのですが 本当に合うのであればそれは少しばかり高価であることも多く お勧めするのも少々はばかられます。 また、所詮、ワインは幽玄の世界。 個人の好みは超えられないのも事実。 とすれば、もう持ってきて頂くしかない! 記念日に開けたいワイン。 頂いていつ開けたらいいのか分からないワイン。 家のセラーで、あるいは台所で眠っている いや、出番を待っているワイン。 お持ちになってくださればいいなあと思います。 詩的なものを感じるものなら大歓迎。 料理は私が担当しましょう! そうやって、また今日も知らなかったワインとあわせる料理を作るという 一期一会を得られるのですから・・・。 もちろん、お店に良いワインを置いておくことにも 心を砕いてはいますよ。 下のワインは最近ここ3ヶ月程のお気に入り にきびさんの言ってらしたのはこれでしょう? 日本では9月に発売されたばかりだそうです。 とても美味しいですよ。 プリオラート、トロ、リオハ。 そう、あとリベラ デル デゥエロがあればよかったですね。 あまり難しく考えないで楽しんで頂けると嬉しいです! ワインは苦しむためではなく 楽しむためにあるはずですから。 私はあまり詳しくはないですが 日本酒だって、焼酎だって合わせられる料理はあるはずです。 怒るお店もあると思いますが私は素敵な挑戦状(悪い意味はありません) だと思って嬉しいかぎり。 自由自在に。 そんな時には凄い料理もいいけれど ざっかけない一品も嬉しいもの ピメントデルピキージョで包んだアルボンディガ ほっと一息。
by lacuina16
| 2007-12-09 00:29
| ワイン
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